CHEF’S TABLEより ウラジミール・ムーヒン
CMディレクター仲野哲郎の「シズル」って何?27
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NETFLIIXのオリジナル番組「CHEF’S TABLE」。エミー賞の候補作品にもなっています。
有名料理人のドキュメント映像。有名料理人版「情熱大陸」とでもいいましょうか。。。
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今日はその中から、ロシアのモスクワで「ホワイトラビット」という
レストランのシェフ「ウラジミール・ムーヒン」を取り上げます。

2016年に世界の50レストランの18位にも選ばれています。
レストランの内装がとても素敵で、不思議の国のアリスの世界観を表現しているようです。

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ウラジミール・ムーヒンは、ロシアの食材にこだわり、ロシアの伝統料理を
モダンにアレンジすることで評価を得ています。
何ヶ月もかけ図書館でロシアの伝統料理・昔のレシピを探し出し復活させています。
中でもヘラジカの唇のシチューはとても面白い料理として取り上げられています。

ヘラジカの唇!!なんとも言えません。。。
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ウラジミール・ムーヒンに注目が集まった理由がとても興味深かったのでメモします。
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ロシアは、ソビエト時代、社会主義国として存在してたのですが、
その時代に料理も世界と孤立させてしまいました。
さらに、ソビエト政府は、平等で公正な社会を目指し料理も規制したようです。
全員が同じ料理を食べることで社会主義を維持したんですね。
もちろん、そこには創造的な料理は皆無だったようです。
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そして1991年。ソビエトは解体。ロシアに変わり一気にグローバル化に舵を切ります。
禁止されていたものは、解禁。マクドナルド・ピザハット・コカコーラ・スニッカーズ。。。
ソビエト時代とは全く違う食文化になったようです。
ロシアの伝統料理は、見向きもされない時代だったようです。
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そして時は経ち。。。
2014年のウクライナ騒乱へのロシアの介入でまた事情が変わっていきます。
ウクライナ情勢に対するアメリカを始めとする反ロシア連合によるロシア経済制裁。
そのことで、プーチンロシアはローカリゼーションに向かい、欧米食材の全面禁止
を始めます。
欧米食材禁止で注目されたのが、このウラジミール・ムーヒンでした。
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ウラジミール・ムーヒンは、ロシアの食材を使いロシアの伝統料理を現代風に
アレンジしていたので、ロシアの政策と民意に合致したのです。
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政局によってレストランが注目されるとは、とても面白いです。
脳の情報によってレストランの地位を味を判断したのかもしれません。
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注目のされ方はともかく。
ソビエト以前のロシア料理を再発掘し本物のロシア料理を作り続けた功績は
とても大きいと思いました。
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ウラジミール・ムーヒンの料理。一度は食べてみたいです。