CMディレクター 仲野哲郎の「シズル」って何?130
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今日は、黄身が流れるカットについての質問について答えてみま~す。
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(出典:仲野哲郎作品集より)
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黄身が流れるCMを見た方から「あれ、仲野さんですか?」
と聞かれたので、それについて少し説明したいと思います。
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黄身が流れるカットを考えついたのは、
2005 年頃につくられたマークス&スペンサーの広告がヒントになっています。
その広告は、
チョコレートプディングのヨリカットにフォークが入り、中のチョコレートがドロッと出る。
そこに象徴的な言葉のナレーション、
「これはただのチョコレートプディングではない。マークス&スペンサーのチョコレートプディングだ」。
というものがあったんです。
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その広告でマークス&スペンサーは3500% の売り上げ増を記録したそうです。
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(出典:YouTube)
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この事を知って調べていくと、
「タンパク質を動かす」と映像効果があることがわかってきたんです。
(動きのある映像は目を引くことは、なんとなく気がついていたのですが)
さらに、「プロテイン・イン・モーション」という言葉もあって
海外では確立された手法のようでした。
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それから、「プロテイン・イン・モーション」を取り入れたCMを意図的に作り出していったんです。
その中の1つが、黄身が流れるカット。
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タンパク質が動くと見てしまう!!
狩猟時代の名残?
人間も動物なんだなぁと当たり前の事を思いながらいつも撮影しています。