CMディレクター仲野哲郎の「シズル」って何?⑨
今日はそのものズバリ「美味しいってなんだろう?」について
書いてみたいと思います。
出典:YOUTUBE
著者:君島佐和子
「雑誌 料理通信」の編集長、君島佐和子さんが「美味しい」について書いた一冊。
「なるほど〜」と思わず感心。
この本を読みながら「美味しい」について考えてみたいと思います。
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美味しいの要素は、簡単に言うと「アミノ酸・脂肪・糖分」の3つです。
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アミノ酸の多い食べ物は、肉・魚・卵・豆。
脂肪の多い食べ物は、肉・生クリーム・バター・ナッツ・チーズ・揚げ物・お菓子類。
糖分の多い食べ物は、ご飯・パン・麺類・穀物・芋類・練り物・お菓子類・ビール・日本酒。
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書いてるだけでもお腹が減ってきます。
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アミノ酸・脂肪・糖分は生命維持に必要な成分ですから、
体が無意識に美味しいと感じてしまうんですよね。
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和菓子と洋菓子を比べてみてください。
洋菓子にはアミノ酸・脂肪・糖分がしっかり入っています。
それに比べて、和菓子は小豆と砂糖のみ。。。
洋菓子は子供でも無条件で美味しいと感じるようにできています。
(生命維持に必要な成分が多いですから)

出典:串家物語TV-CM
アミノ酸・脂肪・糖分が入っていなくても美味しいはある?
[学習がいる美味しさ]と[学習のいらない美味しさ]
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アミノ酸・脂肪・糖分が入っていなくても
蕎麦や和菓子など、経験を積んで「味」がわかるようになるものが
沢山あることがわかります。
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学習が必要な美味しさと言ってもいいでしょうか。
私事ですと蕎麦は、子供の頃は全く興味が湧きませんでした。
が、食べるに毎に蕎麦の持つ美味しさに、蕎麦の香り、意識し始めました。
こんな感じです。マカロンもそうでした。。。
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この様に[学習がいる・経験がいる]美味しさというのも確実に存在しているのです。
美味しいって不思議なものですよね。
美味しいから食べるのか?美味しそうだから食べるのか?
反対に[学習のいらない美味しさ]の代表はマクドナルド・スタバなどです。

出典:マクドナルドTVCM
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どちらもアメリカ発です。
アメリカを経由すると最大公約数的な美味しさが担保できる様です。
多民族国家のアメリカでヒットしたものは、世界でヒットする確率が高くなる。
世界中で通用する[学習のいらない美味しさ]に作り変えていくのが理由だと思います。
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決して、アミノ酸・脂肪・糖分が入っているわけではないのに。。。
面白いですね。世界中が美味しいと感じる味。
そしてもう一つ。心の問題。
[おふくろの味の美味しさ]と[3つ星レストランの美味しさ]
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[おふくろの味の美味しさ]には心地よく感じる生理的美味しさ。=「心地よい・安心する美味しさ。」
[3星の美味しさ]には、表現としての美味しさ。組み合わせや食感、新しさや精度。
料理の限界点を追及する芸術的域を目指す美味しさ。=「感動や衝撃の美味しさ」
この2つが同じ「美味しい」で表現されています。
不思議ですがしょうがないような気もします。
「味覚・臭覚だけでなく記憶と結びつく美味しさ」
というのも忘れてはいけないでしょう。
これは「おふくろの味の美味しさ」に近いところですが。
一緒に食べた人、体調、心理状態。
味の記憶って気分で変化することが多々有ります。
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「美味しい」ってなんでしょうか?「シズル」ってなんでしょうか?
絶対音感的な「美味しさ」というものが存在するものでしょうか?
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「美味しい」にも色々な「美味しい」があってそれは日々更新されています。
最近では「真空低温調理」が流行ってたりします。
65℃。
生と加熱の境界線の温度が65℃らしいです。
65℃調理だけでもすごい進歩ですよね。
65℃で調理された肉は美味しいのか?
カリカリに焼かれた肉の方が美味しいのか?
難しいところです。。。
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数年後は肉は全部65℃で調理されてるのが基本になるかもしれないですし。。。
調理の進歩・組み合わせの進歩・食材の進歩。。。
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まだまだ「美味しい」「シズル」も進歩していくんですね。
楽しみです!