CMディレクター仲野哲郎の「シズル」「おいしい」って何? 13

今日は、土井善晴さんの「一汁一菜でよいという提案」という本から

メモした言葉を取り上げてみたいと思います。


まずは土井善晴さんの紹介から。

土井善晴

出典:梅田 蔦屋書店

料理研究家/ 1957 年、日本の家庭料理の第一人者であった料理研究家・土井勝氏の次男として大阪市に生まれる。スイス・フランスでフランス料理を学び、帰国後は老舗の料理店・大阪「味吉兆」で日本料理を修業。土井勝料理学校勤務ののち1992 年に「おいしいもの研究所」を設立。以降、日本の伝統生活文化を現代の暮らしに生かす術を提案。家庭料理を食の講演会、メディアを通して広く指導。レストラン等のプロデュースなど、活動の幅は多岐にわたる。1988 年〜「おかずのクッキング」(テレビ朝日系)、1987 年〜「きょうの料理」(Eテレ)レギュラー講師。近著に『土井善晴さんちの「名もないおかず」の手帖』(講談社+α文庫)、『土井善晴のレシピ100 料理がわかれば楽しくなる、おいしくなる』(学研パブリッシング)、『ごちそうのかたち』(テレビ朝日)

言わずと知れた料理研究家です。京都コトバで色々な料理番組に登場していますよね。

最近ではTVCMにも。。。

お父さんは、土井勝さん。

出典:wikipedia

1953年、後の「土井勝料理学校」の母体となる「関西割烹学院」を設立。日本の家庭料理の研究と普及に尽力し、多数の著書を執筆。1953年の試験放送よりテレビ放送に出演。NHK総合テレビの『きょうの料理』や、テレビ朝日の『土井勝の紀文おかずのクッキング』などにも出演し主婦層を中心に手軽に作れる家庭料理を数多く紹介、「おふくろの味」を流行語に。

関西の家庭料理研究の第一人者として、没後の現在でも広く知れわたった存在である。丁寧で上品な話し方、独特の柔らかい関西イントネーション(共通語にしようとしても、どうしても出る意味。関西弁とはまた違う表現)と微笑を絶やさず、的確なコツで指導していた。

土井勝さんの次男の土井善晴さん。2016年に「一汁一菜でよいという提案」を出版。

土井善晴さんの思いの詰まった一冊です。


この「一汁一菜でよいという提案」の中身は超おおざっぱにいうと

「ご飯・お味噌汁・漬物」で普段の食事は十分。

という内容なんですが、理由の一つをこう書いています。

「だいたい人工的なものは、食べてすぐに美味しいと感じるように作られている。

こういった人間が作り出した味は、またすぐに違う味付けのものを食べたくなるものです。

一方、ご飯・味噌汁・漬物は、どれも人間が意図してつけた味ではありません。

味噌・漬物に関しては、微生物が作り出したもの

カメの中には微生物が共存する生態系が生まれて、小さな大自然ができています。

味噌や漬物という自然物は、人間の中にある自然、自然の中に生かされている人間であれば

無理なくつながることができるのです。」

出典:アマノフーズTV-CM

なるほど。。。

味付けは人間がするものだと勝手に思っていましたたが、微生物・自然が味付けする。

この考え方。とても素敵ですよね。

日本の「その土地」で「そこにいる微生物」が味を作り出す。

そして、「そのにいる日本人」が食べる。

味をつけること、調理することを料理だと勘違いしていたかもしれません。

「味噌や漬物という自然物は、人間の中にある自然、自然の中に生かされている人間であれば

無理なくつながることができる。」

青山の[NARISAWA]のシェフ成沢さんも「料理人は素材を超えない」と書いています。

「美味しい」って、とてもとても深い・面白いテーマです。

「素材を活かす。」大事なことだけれども忘れがちなコトです。

やった気になって良い素材をダメにしているコトも多々あるのかもしれません。。。撮影でも。。。同じですね。。。

味噌や漬物の美味しさ | 2018 | 未分類 | Comments (0)