CMディレクター仲野哲郎の「シズル」って何?36
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今日は、美味しい温度についてです。
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土井善晴さんは「一汁一菜でよいという提案」の中でこう書いています。
”味噌汁の温度・さらりとした具の少ない味噌汁は、煮えばなの熱いところをすすると、
味噌の風味を一番良く味わえて美味しいものです。でも、一度沸かした味噌汁ならば、
それなりの温度で美味しいものです。
熱々は触覚の楽しみ、美味しさは味覚の楽しみで、別物なのです。”
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ヒトは一般的に、体温±25℃〜30℃の食物を好むとされています。
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こう考えると、温かいものであれば60℃〜70℃前後がベスト、
冷たいものであれば0℃〜10℃前後がベストとなります。
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そして、温度が下がると感じにくくなるものは、甘味と旨味。
温度が上がると感じにくくなるものは、塩味と苦味。
酸味は温度の変化を受けにくいようです。
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冷めたコーヒーが苦く感じるのは温度変化が原因ですね。

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熱いものは熱く撮る。冷たいものは冷たく撮る。
美味しく見せる基本です。