CMディレクター仲野哲郎の「シズル」って何?46
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今日は、日本のスーパーリアリズムの第一人者。上田薫さんの展示を見に行ったので
上田薫さんについてのメモ。



これらは、キャンバスに油絵で書かれています。
1mの距離なら写真のように見えます。
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92歳の今でも精力的に制作を続けている上田さん。
展示会場のVTRの中でサラダシリーズを書きながらこう言っています。
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「新鮮に書きたい!」
『リアリズムのギュスターヴ・クールベは
「私は天使を見たことがないから描かない」と言ったそうだが、
私も天使も見たことがないし、たまごが割れ落ちる瞬間は見えない。
だから、私の作品はリアリズムではなくスーパーリアリズムなんだ』
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「身の回りにある現実的な対象を、ありのままに描くこと」
をリアリズムというならば、自分の作品はそれとは違うと発言したのだと思います。
スケッチを見るとわかるのですが、書きたい対象を意思を持って丁寧に書き込んでいます。
ありのままを写し書いているようで、意思を持ちながら本物に近づけているんだと思いました。
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シズル撮影にもどこかで通じた感覚でした。
その真摯な制作姿勢、元気をいただきました。