CMディレクター仲野哲郎の「シズル」って何?57

   

今日からは、またまた面白いテーマ「おいしい」となぜ食べすぎるのか

山本隆さんの著書です。大阪大学の教授で脳科学と味覚生理学が専門のようです。この本も読みやすく楽しい本でした。

今日は、その中から「マヨネーズの魔力」からメモします。

”マヨネーズの標準的な成分は、油70%、卵(または卵黄のみ)15%、

酢10%、食塩や調味料などが5%であり、家庭でも簡単にできます。

ただし、過剰摂取は、カロリーやコレステロールの摂りすぎになるので注意する必要があります。

マヨネーズ使用の定番は、サラダ、ツナ、お好み焼きでしょう。

マヨネーズと一緒に食べることで味がまろやかになり、特に生野菜に対しては、

油が染み込んでやわらかくするとともに、苦味成分を油が取り込んでしまう作用もあるため、

くせのないマイルドな味に変化させ、食べやすくおいしくするのです。

もちろん、マヨネーズ独自の味覚にも口に入れたときおいしいと思わせる作用があります。

これ以外に、マヨネーズには、一緒に食べることによって生じる「健康パワー」があります。

マヨネーズの油が小さな粒子となって存在する乳化といわれる状態、じつはこの乳化のおかげで、野菜などに含まれる脂溶性ビタミンが油に溶け込んで、

小腸での吸収が促進されるのです。

また、魚に含まれるDHA(ドコサヘキサエン酸)は、乳化した脂肪に溶け込みやすく吸収されて血液をサラサラにし、

血栓予防効果があるとされています。それだけではありせん。

穀物には必須アミノ酸のうちのリジンが少ないので、マヨネーズの中に含まれる卯巾のリジンで補える、といった栄養学的観点からのメリットもあるのです。

口に入れたときのおいしさが速効性の顔面パンチとすれば、

栄養学的な作用、つまり体にいい効果は、あとでじわっと効いてくるボディブローのようなものです。

この2つの攻撃をまともに受けて、メロメロになった人がマヨラーなのです。”

”「顔面パンチ」として述べたように、合わせることで、食べ物をおいしいと感じることが必須条件です。

油は消化酵素で分解されて、吸収されるとカロリー源となるので、お腹の空いたエネルギー欠乏時には快感を引き起こします。

先に述べた栄養学的効果も快感です。

しかし、これは食事中ではなく、食後にじそこで「ボディブロー」と喩えたのです。このボデイブロー効果は、食物嗜好学習を生じさせるもとになるものです。”

カレー・ご飯に続き「マヨネーズ」を好きになる理由が明らかになりました!

本当に面白いですね。

「おいしい」となぜ食べすぎるのか 山本隆さん著6 | 2020 | 未分類 | Comments (0)