CMディレクター仲野哲郎の「シズル」って何?82
今日は、著者のジェームス・W・ヤングの「アイデアのつくり方」からメモしていきます。
”60分で読めるけれど一生あなたを離さない本。《アイデアをどうやって手に入れるか》という質問への解答がここにある。
この小さくて薄い本は、1939年に大学院の講義で紹介され、
1965年の初版が刊行された半世紀の歴史を持つ不朽の名著である。”
とアマゾンの商品説明に書いてあります。
私の手元にもずっとあって、ひょんなことから読み直してみました。
基本中の基本。しかし、基本は裏切らない。そんな本でした。
まずは、資料の収集について。
”この知識の収得には、モーパッサンが小説を書く勉強法としてある先輩の作家からすすめられたプロセスに似たところがある。
〈パリの街頭に出かけてゆきたまえ〉とモーパッサンはその作家から教えられた。
〈そして一人のタクシーの運転手をつかまえることだ。その男には他のどの運転手ともちがったところなどないように君にはみえる。
しかし君の描写によって、この男がこの世界中の他のどの運転手ともちがった一人の独自の人物にみえるようになるまで、君はこの男を研究しなければいけない。〉
製品とその消費者についての身近な知識を手に入れることについて、これまで何度も言い古されてきた話の真意とはこのことである。
私たちは大抵この知識を収得する過程であまりに早く中止してしまう。
表面的な相違がほとんど目立たないような場合、そこには何ら相違点がないとすぐきめてしまう。
しかし、十分深く、あるいは遠くまで掘り下げていけばほとんどあらゆる場合、すべての製品とある種の消費者との間に、
アイデアを生むかも知れない関係の特殊性が見つかるものなのだ。”
次にアイデアを作るための方法。
”
第一 資料集め。諸君の当面の課題のための資料と一般的知識の貯蔵をたえず豊富にすることから生まれる資料と。
第二 諸君の心の中でこれらの資料に手を加えること。
第三 孵化段階。そこでは諸君は意識の外で何かが自分で組み合わせの仕事をやるのにまかせる。
第四 アイデアの実際上の誕生。「ユーレカ!分かった!みつけた!」という段階。
第五 現実の有用性に合致させるために最終的にアイデアを具体化し、展開させる段階。”
読んで理解はしました。さて、これから先は基本に忠実に努力するしかなさそうです。